ami hayamaのmihoです。
amiで初となります自社輸入ドイツワインの販売開始がもうすぐ近づいています。
この心の中のザワザワした感じ、3年前にami hayamaをオープンした時と似た感覚だなあと。
でも確実に違うのが、当時は1人で大きなものを抱えている感覚だったのが、今はチームや仲間で心を一つにし向かっている感覚があるということ。amiスタッフやこのプロジェクトにご縁があって携わっていただいた方たちに感謝の気持ちでいっぱいです!
さて前回の「vol.2 これって無謀なのかな?湧き上がる抑えきれないもう一つの情熱のお話。」に続き、vol.3をお届けいたします。
ドイツワインの美味しさに目覚めさせてくれた友人夫婦が住むドイツのケルンという都市はとても素敵な街でした。
ドイツでは4番目に大きな都市とのことで規模的には宮城県の仙台のようなイメージ。
そして街の中心にはライン川が流れていて、大好きなパリと同じ!とすぐに親しみが持てました。
ケルン大聖堂が有名ですが、アートが盛んな街でもあり博物館は30以上、美術館は100以上あるとか!
ストリートアートも盛り上がっていて、とにかくおしゃれな印象の街でした。
ドイツ滞在時は友人がいて心強いという理由から基本はケルンに滞在し、そこを拠点に車で数時間程度で行ける距離のワイナリーを、1日に大体3カ所くらい、多い時は5カ所ほど回りました。あらかじめ友人に調べてもらったところや、スタッフが事前に下調べしたところ、オーガニック認証機関に登録されているワイナリー を調べて直接訪ねたりしました。
今回は、たくさん回った中で、素敵な出会いをしたものの、様々な理由で直接取引まで至らなかった、でも次回また絶対訪問したいと思っているワイナリーをピックアップしてみました。
[ ヴュルテンベルクのシュマルツリード家 ]
ドイツヴュルテンベルクのシュマルツリード家。 ワイナリー代表ヘルマン(写真左)は家族経営のワイナリーで3代目だったのが、農薬を使ったぶどう栽培において、ご自身が呼吸器疾患を患った事をきっかけにワイン造りを一時断念。 紆余曲折の後この地域で初めてナチュラルワインを造り始めた方です。 今でこそドイツの至るところから購入者が絶え間なく訪れる人気のワイナリーになりましたが、当時は周りから異端児扱いされ、自然の醸造方法に対して多くの人々から反対を受け、とても苦労したのだと息子のマックス(写真左下)が教えてくれました。 ジョークを交えながら常に陽気に来客をもてなすヘルマンを「ああ、パパ・・・」と苦笑いしつつも父親のことを心から尊敬している様子のマックス。 パパを筆頭に奥様と3人の息子と娘、ファミリー5人でそれぞれの役割を持って運営している温かい雰囲気のワイナリーです。 幸せなことにたくさんの美味しい泡とロゼを振る舞っていただきました! いつかamiでもご紹介できたらと思っています! パパ、また行くね!!
[ ヴュルテンベルクのハウザーマン ]
同じくヴュルテンベルクのハウザーマンというワイナリー。 出迎えてくれたは醸造責任者のマダム。 ぶどう畑を見たい!と伝えたところ、「いいわよ!車乗って!」と販売所から少し離れた場所へすぐ案内してくれました。 美しいぶどう畑はただ立っているだけでなんとも言えぬ幸福感。 明るくてチャーミングなマダムと一緒で本当に幸せそうな私笑 畑から戻って試飲させていただいたワインたちはマダムのように聡明でピュアな味わいでした。 ワイナリーの規模が小さく、またボトルやキャップの形状が国外向けではなく液体もれの可能性が高いことから日本へは送れないという結論に至りました。 でもまた絶対会いに行きます!
[ モーゼル地方の造り手ユルゲンさん ]
モーゼル地方で出会ったのがユルゲンさん。 突然訪ねて行ったにも関わらず、快く迎えてくださいました。 地図を頼りに私が訪ねて行ったのは醸造所ではなくご自宅笑 でもご夫妻でどうぞどうぞとリビングに招いてくれて、ワインをご馳走になりました。 優しくて温かいご夫婦に感激したのはもちろんのこと、とにかくいただいたワインの味わいが本当にピュアの一言。 しみじみとずっと飲んでいたい味だったんです。 その後、車で10分くらいの場所にある醸造所も案内していただきました。 私が今まで見た中で一番小規模のワイナリーで、昔から大切にワインが造られている感じがいたるところから伝わってくるような場所でした。 もう残り少ないその年のワインを少しだけ分けてもらうことができ、とても幸せな気持ちになりました。 ユルゲンさん、また絶対会いに行きますね!
他にももっとご紹介したい造り手さんがたくさんいますが、またの機会にしたいと思います。
次はいよいよ、amiがやっと出会えたワイナリーとの出会いの話。
(長々と引っ張ってすみません!これでも頑張って内容削っているつもりです笑)
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